オロロンライン
北海道の日本海沿いを走る「オロロンライン」は、ライダーにとってまさに夢のツーリングルート。広がる海、そびえ立つ山、そして果てしなく続く直線道路——この道を走るだけで、旅の醍醐味を存分に味わえる。潮風を感じながらアクセルを開ければ、目の前には絶景が広がり、心が解き放たれる瞬間が訪れる。
オロロンラインとは
オロロンラインの起点は北海道石狩市の石狩川河口付近で、終点は稚内市ですおよ290kmの絶景ドライブルートです。
国道231号、国道232号、北海道道106号稚内天塩線をつなぐルートで、海岸線の美しい景色を楽しみながらドライブできます。
このルートの名前は、羽幌町の天売島に生息する絶滅危惧種の海鳥「オロロン鳥」に由来しています。
沿線には、黄金岬、サロベツ原野、オトンルイ風力発電所などの観光スポットが点在し、北海道らしい雄大な自然を満喫できるのが魅力です
オロロンラインの見どころ(日本海の輝きと利尻富士の雄姿)
左手には広大な日本海が広がり、太陽の光を受けてキラキラと輝く。その先には、遠くにそびえる利尻富士の雄大な姿。天気が良ければ、その美しいシルエットがくっきりと浮かび上がり、まるで旅の相棒のように寄り添ってくれる。

オロロンラインの見どころ(夕日百選に選ばれた絶景)
北海道留萌市にある黄金岬は、日本海に沈む夕日が織りなす幻想的な景色で知られる絶景スポットです。かつてニシン漁が盛んだった時代、夕日に照らされたニシンの群れが海面で黄金色に輝いたことから、この美しい岬は「黄金岬」と名付けられました。歴史の面影を残しながら、現在も訪れる人々を魅了するスポットです。


日本海に沈む夕日は「日本一の落陽」とも称され、訪れる人々を魅了します。
黄金岬キャンプ場が隣接しており、夕日を眺めながらキャンプを楽しむこともできます
オロロンラインの見どころ(オトンルイ風力発電所/幌延町)
オロロンラインの特徴のひとつが、長く伸びる直線道路。果てしなく続く道を走る爽快感は、ライダーにとって格別だ。そして、その道路沿いには風車が立ち並び、北海道らしい雄大な景色を演出。風を感じながら走ることで、まるで大自然と一体になったかのような感覚を味わえる。
概要
- 所在地: 北海道天塩郡幌延町浜里
- 運転開始: 2003年
- 総出力: 21,000kW(1基あたり750kW)
- 風車の高さ: 74m(ローター直径50.5m)
- 名称の由来: アイヌ語で「浜にある道」を意味する「オトンルイ」


最後に
ベストシーズンは夏から秋にかけてが最適。
特に晴れた日は、海と空の青さが際立ち、絶景を楽しめる。
オロロンラインは、北海道ツーリングの中でも特におすすめのルート。日本海の輝き、利尻富士の雄姿、そして果てしなく続く直線道路——この道を走ることで、ライダーならではの自由と爽快感を存分に味わえる。ぜひ、バイクでこの絶景ロードを駆け抜けてみよう!